はじめまして。
齢20年。イケメンと聞けばあっちへ行ったりこっちへ来たり。
そんな私が10年、いろんなジャンルを彷徨った挙句結局はスタート地点であるジャニーズに戻って参りました。
NEWSから始まった私のイケメン好きは、その後若手俳優・二次元そして声優と段々と私のイケメンハードルは下がっていくわけだが、いきなりV6沼に落とされた。
小学生の時はNEWS、中学生になるとJr.(Ya-Ya-yah一択だった)、そして当時の友人の勧めで見たテニプリにハマり、アニメに乙女ゲーム、果てはBL。若手俳優にも特撮にもハマった。
その頃はまだいわゆる兼ヲタだった。ジャニーズは好きだし、アニメも好き。若いイケメンも好き。二次元のイケメンはもっと好き。
そんな私が、気付いたら男性声優にハマっていた。
きっかけとかそんなものは覚えちゃないけど、確かにハマっていた。
というか、沼だった。
語弊を恐れずに言えば、オジサンたちがはしゃいでる様子を見ているのが好きだった。
可愛くてしょうがなかった。
その頃にはもうジャニーズとかなにそれ?くらいの勢いだった。
お芝居はできるし、歌もそこそこ歌える。踊ろうと思ったら手振りとかステップとかそれくらい。でもそんなオジサンたちが好きだった。
そんな私をスタート地点に戻したのは、「HERO」だった。
リアルタイムで観ていた記憶はないけれど、再放送でやっているのを見つけたら嬉しくてたまらなかった、大好きなドラマ。
久しぶりにジャニーズに触れた。かっこよかった。
やっぱり木村拓哉はかっこよかった。
そうしたらSMAPにも興味が湧いてきた。
歌えて踊れて、芝居もできる。その上笑いまで取れる。
私が今まで男性声優に求めていたものそのものだった。
「あ、ジャニーズ楽しい」
そんな感情がふつふつと湧き上がってきた。
好きなゲームのイベントに行っても、待機時間にはツイッターで27時間テレビの様子をチェックしたり。
物販に並んでても、聞いてる曲はSMAPだったり。
だから今年の夏のFNSだって、お目当てはSMAPだった。
なのに、私の目に飛び込んできたのは6人で華麗に踊る姿だった。
「Wait for You」
あの上 もっと もっと上
その姿は、私が知ってるV6じゃなかった。
私が知ってるV6はバラエティで体張って、いつも笑顔で、そんな6人だったのに。
翌日にはSVbを買いに行った。
初回A,B両方とも。
DVDには私の知ってるV6がいた。
CDを聴いて、最初は「あ、この曲知ってる」とか、「懐かしいなあ」とかそんな感想だったのに、次第にだんだん「サンダバのダンス好きなんだよなぁ」とか、「ジャスミンのPVよかったよなぁ」とか。
そんな風に思ってる自分がいて。
そして、Mステ。メドレー。TAKE ME HIGHER。
もうだめだった。
好きで好きでたまらないこの感じ。
どんなに与えられても飢えの続くこの感じ。
そしたら、なんかしっくりきた。
思い出したくても思い出せなかった曲はオンドリだったし、ずっと見てたドラマは相棒じゃなくて9係だったし、ゴスペラーズだと思ってた曲はV6だったし君君だった。
小学校卒業の時に使った曲はありがとうのうただったし、犬夜叉といえばV6だった。
近くにありすぎて気付けなかった。
ずっとずっと好きだった。
毎週保育園から急いで帰るほどティガがダイゴが好きだったし、健君目当てで伊東家だって観てた。
涼介君が可愛くて可愛くて喰いタンだって観てた。
浅輪くんも可愛くて仕方なかったし、坂本くんのダンスが好きなんだ。
岡田君のキスシーンのあの感じが好きだったんだ。
それになにより、学校へ行こう!を観て育ってきたんだよ。
やっと見つけた。
そんな感じ。
ライブDVDを買って、めちゃくちゃ踊るおじさんアイドルを観て、私が求めてたダンスってこれだと思った。
アルバムをさかのぼって聴いて、知ってる曲もあれば知らない曲もあったけど、でもどんなアーティストよりも食わず嫌いせずに聴けた。
友達に「GUILTYのイントロかっこいいじゃん」って言われれば嬉しいし、素直に頷ける。
こんなこと今までなかった。
たぶん私の中のアイドルの定義、ダンスの定義、音楽性ってずっとV6だったんじゃないだろうか。
ここが最後の地になればいい。
ずっと好きでいられたらいい。
そうして死んでいけたらいい。
私は今とても幸せだ。