太陽のあたる場所

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神谷浩史からV6に担降りした話

V6で本格的にジャニヲタに戻ってくるまでは、いわゆる「声ヲタ」というものでした。

一番好きだったのは神谷浩史さん。アニメONE PIECEトラファルガー・ローの声を担当しています。

実は声優さんのことを「好きだった」と過去形で表現するのはまだ少し抵抗があるのですが、神谷さんに関しては「好きだった」で正しいと思っています。

 

初めに神谷さんを知ったのは、2007年に第1期が放送され、のちに劇場版も作られた機動戦士ガンダム00でした。

その作品で彼は主要キャラクターの一人、表向きは自身を少年と偽る(類い希な美貌を持つ設定)中性のキャラクターを演じていました。

彼のお芝居に興味を持った私は、過去のレギュラー出演作品は見られるだけ見ました。

ナレーションからアニメ・ゲーム、吹き替えまでなんでも器用にこなす声優さんで、キャラクターの幅は広い方です。

そのためファンになる入り口は多く(実際ファンも多い)、彼が出ればお金になるとまで言われる方です。(昨年放送された「監獄学園」という作品では、監督の要望で主役のオファーをいただいたため、原作を読んだのち快諾すると「よかった。お金が集まります」と言われた(神谷本人談))

彼に本格的にお金を使うようになったのは、2009年にCDデビューをされてからです。

まさかの歌手デビュー。しかもCD発売前の雑誌で「最初で最後になると思う」とまで発言していたため、これは買わねばと思いました。

かねてから歌を歌うのが得意ではない、苦手だと公言する彼なのでそんな日が来ようとは思いもしませんでした。

もちろん発売日に買いました、豪華版。今やAmazonで手にしようと思うと10000円を超えるミニアルバム。

結局、最初で最後のCDにはならず、この間も新曲が出たばかりですが買っていません。チェックすらしておらず、アニメイト店頭で知りました。(アニメイト自体行くのが半年ぶりくらい)

それに気づいたときふと、なんで彼に興味がなくなったのかと考えました。

確かに、V6に興味を持ったことも大きいです。

アニメ自体あまり見なくなりましたし、今期はどんなアニメをやっているのか知りません。好きな声優さんがやっているバンドの新曲だって試聴はして、カップリングのほうが好きだったから着うたシングルは買ったけど、CD自体は買っていません。

それでも、彼以外の声優さんの情報は何かしら入れているし、キャラソンなども定期的にチェックして、好きな曲だったものはダウンロードしています。

でも、彼の情報で今入ってるのは、3月に声優アワードで殿堂入りしたことくらい。

なぜここまで視界に入らなくなったのか、思い当たったのは昨年9月に行われた1stライブでした。

ここから先の文章がもし、彼のファンの方の目に留まると厄介なことになりかねないような気がしないでもないですが、先に言っておきます。彼のことが嫌いになったわけではありません。

開催が発表されたのはその年のキラフェス(神谷さんが所属する男性声優限定レーベルにいる全員で行われる大規模ライブ。平均時間4.4時間。最長で6時間)初日でした。

その時は純粋に声優さんが好きだったし、曲も好きな曲多いし、パフォーマンスにも、まぁ40代の声優さんだからこんなものかなとそこそこ満足したいたので、毎回の物販待機列割り込みや徹夜組やらがあっても、ファン数が多ければそんなものと思っていますから、楽しめていました。

チケットは二日目だけ取れて、地元の友人と2人での参加でした。

キラフェスは5月だったので言うまでもなく、9月になるまでにV6にハマっていきました。神谷さんはトニセンと同年代なので、どうしてもV6を見てからだと神谷さんもあのレベルのパフォーマンスをしてくれると思ってしまったのは間違いだと今は思います。ほんとあの人たちおかしい……

ライブの内容的には、今振り返ってもまぁあれが彼のできる最大限なんだろうなと思います。

サンバにマジックに巨大ブランコになんでもござれ。

ライブっていうより、パフォーマンスショー。

サンバは、…まぁ曲がサンバだからしょうがないとしても、ぶっちゃけマジックはもういいかなとは思いました。

あと、たぶん一人で大きな舞台にいることが似合わない人なんだろうなと。

舞台映えしないんですよね。

普段人前に多く立つ仕事でもないから動きが小さくて余計に映えない。

それくらいのことはできるもんだと思ってた。

それから、なんとなくファンのニーズを把握できない人なのかなとも。

全てが終わって会場を出るころには、私の中で神谷さんは「アーティストとして私の応援を必要としない人」になっていました。

そして、アニメ・声優の現場には今後一切行かないだろうなとも思いました。

彼のライブ一回で、私の中で声優さんのライブはクオリティを期待できないものとしてインプットされてしまった。

もちろん楽しい現場はたくさんあるんでしょうけど、それでも私の望む現場はない気がしてしまう。

あと、全員が全員べた褒めというのもなんだか気持ち悪くて。

もともと神谷さんのファンってなんだか宗教のような感じがするなと思ったこともなくはないんですけど。

彼とファンにこれ以上の成長はないような気がしたのも担降りした理由です。

あのアリーナなのに異様にステージ奥が遠かったのは、サンバがあるからだったんだろうな。そんなことするんだったら、もっとダンスうまくなっててほしかったし、もっと踊ってほしかった。

マジックとかもう新鮮味ないから踊ってほしかった。

トロッコの回数ももっとあってほしかった。

だから彼はもう過去の人。

だってあの人にはほっといてもお金出してくれるファンいっぱいいるもんね。

あの人は情報を発信するツールを持ってないからファンをどう思ってるかわからないけど、たぶん私一人ぐらいいなくなったってどうってことないと思う。

いい声でいいお芝居して彼より歌うまい声優はたくさんいるんだぞ*1って思うことにする。

現場にさえ行かなければそこそこの満足度でいられるんだから。

だからアーティスト要素、アイドル要素を求めるのはV6だけにしました。ってお話し。

ちなみにいま推してるのはV担おなじみ「図書館戦争」のアニメ版で堂上教官を演じた前野智昭*2さん。あとジャニヲタで何故か盛り上がったキンプリのヒロ様もやってます。オバレ大好き。

 

*1:でも幸薄美人やらせたらピカイチだと思ってる。

*2:私的男性声優界No.1アイドル感ある歌声の人。この人のキャラソンだいたい好き