「私のアイドル」
二次元も三次元もいろいろなアイドルを見てきた。
手越さんがデビューしたばかりのころの、初々しさと度胸とたくましさが好きだった。
翔央の何事にも全力で、いつでも冷静で、それでいて負けず嫌いでお茶目なところが好きだった。
一十木音也という、いつでも真っすぐ素直なアイドルが好きだったし、Jupiterという夢を届けるトップアイドルが好きだ。
好きなアイドルなんて、挙げればきりがないけれど、それでも私のアイドルはいつだって「QUARTET NIGHT」だ。
最年長でみんなのまとめ役、いつでも賑やかだけどその実誰よりも真面目な寿嶺二
無口で口下手だけど誰よりもアイドルであることに誇りを持ってる黒崎蘭丸
いつもクールで辛口、音楽への愛情は誰にも負けない美風藍
言葉はきついけど、本当は優しくて誰よりもファンの子たち想いのカミュ
この4人が同じグループで、アイドルをしてる世界線にいられる私はなんて幸せなんだろう。
この4人で初めて歌った曲がまさに「QUARTET★NIGHT」だった。
寿嶺二の歌いだしで引き込まれたし、藍ちゃんの圧倒的アイドルっぷりにやられた。
なにより、蘭丸とカミュ様に「肩書きなら 君の「答え」で 捨てるよ」なんて言わせると思わなかった。
この4人が出てくる原作ゲームは乙女ゲームだし、楽曲に恋愛要素があるのはわかってた。でもこの4人のルートをやればやるほど、彼らがアイドルであることにそれぞれ誇りを持っていることも知っていった。
だからこそ、この歌詞になると思わなかった。
アイドルをやめるなんて選択肢がなくても、応援してくれるファンに愛をくれるし、少なくともこの歌を歌ってる間だけは、アイドルをやめる選択肢が彼らに存在してるのかと思うとどこまで完璧なアイドルなんだと思った。
ゲームで使われる4人曲や、それぞれのソロ曲、アニメでの「QUARTET NIGHT」名義での曲どれを取っても完璧なアイドルだった。
ST☆RISHの先輩としてそこにいる姿は最高にかっこよかった。
でも、アニメにHE★VENSが出てきたことでカルナイが存在する場所が分からなくなった。
HE★VENSはST☆RISHのライバルで、でもカルナイだってスタリのライバルなんだ。
ちょっと落ち込んだ。うそ、ちょっとじゃない。
きっと出番無くなるんだろうなって思ってたら、なんかすごいの持ってきてくれた。
霞がすっと晴れて
まばゆく道を照らす
成るべき風になろう
凛と王者らしく立つ
これを聴いて、カルナイは何があってもカルナイでいてくれるんだって嬉しかった。
王座で
待ち望もう
向かって来るヤツだけ
認めよう
うた☆プリの世界で、トップアイドルとして君臨しているんだと知らしめてくれた。
伝説なんて
生温い 目指すべきはGod's S.T.A.R.
彼らと一緒なら間違いないと思った。
それに何より、彼らの中の人たちがどれだけ彼らを大切にしてくれているか知っているから。
生身の自分たちでどこまでキャラとして存在できるか、限界に挑み続ける、いつも想像の先にいるあの人たちに感謝しかない。
「私のアイドル」QUARTET NIGHT 寿嶺二 黒崎蘭丸 美風藍 カミュ
ソロ曲も最高なのでよろしくお願いします!
嶺二→「NEVER...」「オン・ユア・マーク!」
蘭丸→「WILD SOUL」「BE PROUD」
藍ちゃん→「A.I」「ムネノコドウ」